アパレル業界の仕組み ~服が作られ販売されるまで~

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photo by http://www.web-across.com/
皆さん、服がどのように作成され、販売までの過程を辿るのかぼんやりで思い描く事はできても具体的にイメージできる方は少ないのではないでしょうか?


今回のmodaddiction(モーダディクション)は服が出来てから販売されるまでの過程をざっくりと説明していきたいと思います。ちなみに今回はどこかの店舗に卸しているブランドを想定して書きます。

 

  1. デザイナーや企画チームが商品の企画・デザインをする

    先日の記事で書いたようにデザインチームがどのような商品を作るか話し合い、素材から縫製、形など具体的にイメージ化します。
    ※詳しくは先日の記事を一読ください。
    ファッションデザイナーの仕事内容は?デザインの仕方

  2. デザインしたものをパタンナーに渡し、パターンを書いてもらう

    1でイメージ化したデザインを見せ、その詳細をパタンナーに伝えます。そこからパタンナーが指示のもと服の設計図であるパターンを書きます。

    これが服の設計図となるパターンです。
    photo by http://showstudio.com/project/design_download_martin_margiela/design_download


  3. 生地を選び、生地をパターン通りに切ってもらう

    生地がたくさんある中から選び、それをパターン通りに裁断してもらいます。生地は布単位での購入になります(100㎝×117㎝など)。生地を裁断するのは以前は人がやっていましたが、現在では機械がパターン通りに裁断してくれます

    メンズシャツ(パーツ)
    photo by http://atelierhukutsukuro.blog97.fc2.com/blog-entry-30.html
  4. 各パーツに抜かれた部分を縫製してもらう

    切り分けたパーツをそれぞれ縫い合わせていきます。

  5. サンプル品完成。

    縫い合わせの後、細かい部分までの加工が終わればサンプル品の完成です。このサンプル品がコレクションや展示会、工場への依頼などに使われます。

  6. 1から5までの工程を繰り返し、色々な種類のサンプル服を作る

    今までの工程を繰り返し、アウターやインナー、パンツなど1シーズンに必要な種類のサンプルを作ります。どこのブランドも大体40型はないとハンガーラックが埋まらないのでそのぐらいは作っています。ただ新しいブランドは10型のところも多いです

  7. 展示会を開き、バイヤーから発注をもらう

    サンプルを作ってしまったら、展示会を開いてバイヤーさんに服の発注をしてもらいます。大体実売の半年前くらいに展示会は開催されます。

    展示会場所は大きいブランドでしたらプレスルームにサンプル品を並べています。それ以外はレンタルルームや会場を借りて、各店舗のバイヤーを呼びサンプル品を見てもらい、その場で発注してもらうか、後日発注してもらいます。
    ※展示会についての詳しい記事はこちら
    展示会ってどんな感じ?展示会について
    アパレル展示会/apparel01.jpg
    photo by http://zoomanjiro.com/?cid=17&PHPSESSID=b42faa42402b342a4b4d6e3d73628ec8

  8. 発注をもらった分の生産を工場に依頼。

    展示会で発注してもらった商品を量産します。大体サンプルを作成してもらった時点で工場を押さえておかないと工場もスケジュールが詰まっているので生産を受けてもらえません。なので早め早めに工場押さえておきます

  9. 商品完成。検品して卸先へと出荷

    商品が完成したら本社に送ってもらい、商品におかしいところがないかをチェックした後に各卸先に商品を送ります。

  10. 店舗で販売される

    卸先に送られた商品が店舗に並びます。これでようやくお客様の元に商品が届きます。


    ざっくりですが、大体このような感じです。パタンナーやパターンの切り分け、縫製と本当色々な工程がありますが、大体のブランドは縫製など多くの業務を委託しています(デザインを委託するブランドもある)。


    ユニクロなどのSPA事業と呼ばれる自社ですべての工程を行うということは相当な資金力がないとできません。だからアパレルは縫製専門、靴専門などの専業での形態事業に需要があり服作りをするインフラが整っているのです。ブランド側はそこに委託するという流れが出来ているのです。



    また商品ですが、工場によって出来がすごく変わります。工場によって、コートが得意だったり、シャツが得意だったりと特徴があります。デザイナーがよく工場に出向くという話を聞きますが、それは自分の思い描くデザインと実際にできる商品のデザインのすり合わせを直接するためです。ちょっとのイメージの違いで商品の出来が違いますので。




    さて、アパレル業界を全く知らない方でもこの記事を書く前よりは服作りを具体的にイメージできるようになれたでしょうか?なれてると嬉しいです。では・・・・

 

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