モッズとは何か?【音楽とファッション Vol.3】

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photo by https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A2%E3%83%83%E3%82%BA
こんばんわ。今回は音楽とファッションシリーズの第三弾です。今回取り上げるのは現代も今なお支持し続けられているモッズについて見て行きたいと思います。

モッズコートの由来

モッズといえばモッズコートですね。ファッション好きじゃない方も知っているであろうメンズの定番品となっているモッズコート。分からない方の為に。

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こちらがモッズコートと呼ばれるものですが、別の名称は「M-51パーカ」と言います。これは元々軍用のパーカで1950年代に採用されたアメリカ軍の極寒防寒衣料の51年型のモデルなのでM-51パーカと呼ばれているのです。

特徴としては、裾の後ろが燕の尾みたく燕尾状に先分れしています。また裾にドローコードと言われる紐が縫い付けられており、それを引っ張っることで裾を絞ることができます。この形が独特の形をしている為、欧米ではフィッシュテイルパーカと呼ばれています。名称ありすぎですよね。アパレル業界は呼び方とか統一すればいいのにといつも思います。

話はさておき、他の特徴としては生地がオリーブ色のコットンナイロン地で、肩にはエポレットと呼ばれる銃をぶら下げるためのストラップ(トレンチコートとかについてる方の部分のあれです。)が付いており、パーカのフード部分に防寒の為にファーが付いていたり、ファスナーやスナップボタンで前部分を閉じる仕様になっていて、ボタン部分やファスナー部分が前の布で隠れる仕様(比翼仕様と呼ばれる仕様ですね)になっている物が多いです。

このように軍用らしく機能性を重視したデザインとなっているのです。軍隊の作戦や任務を遂行する為に作られたものですからね。

モッズコートについての特徴としてはこんな感じです。ではなぜモッズコートと呼ばれるようになったのでしょうか?これはイギリスのロンドンで起こったムーブメント、モッズに由来します。

1960、イギリスのロンドン近辺の若い労働者はファッションと音楽に興味を持ち、深夜営業のクラブに集まって踊ったりお互いのファッションを見せあったりしていました。彼らはモッズと呼ばれ、3つボタンのスーツやデザートブーツを着用し、クラブまではスクーター(べスパやランブレッタと呼ばれる車種が好んで利用されました。)で移動していました。

しかし、ここで問題が発生します。モッズ達の移動手段はスクーターです。雨の日や、雨が降った後の道路は水たまりやぬかるみがあり、スクーターでの移動は雨や泥でせっかくキメた格好をどうしても汚してしまったのです。

そこで彼らはスーツの上に汚れてもいいような服を着用することを考えます。当時イギリスにはアメリカで過剰に作られ過ぎて余ってしまっていた(こういう製品はデッドストックと呼ばれます)M-51パーカが大量に流れて来て安価で売られていました。M-51パーカ自体、着丈が長く、コートみたいだった上に、安価なので泥や水で汚れてしまっても大丈夫ということでモッズ達はスーツの上にM-51パーカをこぞって着用し始めます。このようにモッズ達が着るコートという事でモッズコートと呼ばれるようになったというわけです。

モッズ達の特徴

彼らがモッズ(MODS)と呼ばれるようになったのは現代的という意味を持つモダン(Modern)が由来です。モダンな奴らみたいな感じでしょうね。彼らのファッションの特徴としてはサイドベンツと言われる後ろの左右2箇所に切り込みが入った細身の3つボタンのオーダースーツ、細身のボタンダウンシャツかポロシャツ、折り返しのないノータックの細身のパンツにとがったロングノーズシューズといった格好です。ザ・フーやビートルズの格好を思い描いたら分かりやすいでしょう。

冬場はその上にモッズコートを着用したり、タートルネックのニット、足元はクラークスやドクターマーチンのブーツを着用していました。

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音楽はアメリカのレアなブラックミュージック、R&Bやジャズなどの踊れる音楽を好んで聞いていたようです。人気のあったグループとしてはザ・フーやスモール・ファイセスなどがいますが、音楽的にはブラックミュージックとは遠いです。ただファッションはモッズもモッズです。

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彼らは大体が低所得者で昼は働きながらもドラッグをきめて、夜になるとスクーターでクラブに参上し、クラブの帰りにカプチーノなどを飲んだりレコードを探したりといったライフスタイルを送っていました。

またロッカーズと呼ばれる集団とは対立関係にあり、ブライトンの海岸で起きたモッズ対ロッカーズの大乱闘はとても有名です。ロッカーズについては今度取り上げましょう。ちなみにビートルズはロッカーズの格好をしていたのですが、デビューするにあたってモッズファッションに転向しています。

そんなモッズ達ですが、60年代後半になるとネオモッズとよばれるグループが現れます。彼らはモッズの定番アイテムを着用はするのですが、モッズ初期の頃よりも派手なカラーを取り入れよりサイケデリックなファッションになっています。


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さらにその後、モッズをより推し進めて、髪をより短く坊主にしたり、モッズの要素にパンク的要素を取り入れた集団、スキンズも登場します。彼らはレゲエなどを好み聞いていたりとモッズからのは派生なのに嗜好が全然違うのが面白いですよね。

photo by http://www.posterizetokyo.com/?p=929

 

さて、モッズについてだいぶ理解を深めることができたんじゃないでしょうか?モッズファッションは現代でも根強く支持されているファッションで私も大好きなスタイルです。中学生くらいに将来はモッズスーツの上にモッズコートを羽織って、べスパに乗って暮らすんだと夢みてました。(べスパが中型でしかもスクーターの癖にマニュアルなのでだるくて諦めましたが・・・笑。しかも3つボタンのVゾーンが浅いモッズスーツはビジネスシーンには適してないんです。かっこいいのになー)


ぜひ皆さんも自分のコーディネートにモッズの定番アイテムを取り入れてみてください。モッズコートとか意外に取り入れやすいです。モッズコートは色味などはカジュアルですが着丈が長い分コートとかと同じ見え方をする為、大人っぽく見えやすいです。着丈が長い分、上半身の服の面積が多くなってしまう為、下半身は細身のパンツを合わせて上げることでYラインが完成し、体型も綺麗に見えやすいです。足元は革靴やブーツを使って上げる事で綺麗めな印象をさらに持たせることができ、前を閉じればインナーも考えなくて済むので簡単にコーディネートが完成してしまいます。さらに大きなフードが首回りにある為、小顔効果も生まれます。首回りに物があるとないとでは見え方が全然違いますので、モッズコートを見かけたらどんどん試着してみてください

 

また、モッズをもっと知りたいなって方は「さらば 青春の光」という映画を見てみてください。モッズ達やロッカーズ達を描いた映画ですが、見ていただければ彼らがどんなものか大体分かると思うのでご興味ある人は是非!では

                       

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