グランジファッションについて【音楽とファッション Vol.2】

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今回のmodaddiction(モーダディクション)は音楽とファッションシリーズの第二弾です。

今回取り上げるテーマはグランジファッションについてです。それでは行きましょう。

グランジファッションは、90年代前半に流行したグランジロックから派生して生まれたファッションです。1993年当時のアメリカの若者が普段着として来ていたスタイルから発生しており、ファッションアイコンとしては、Nirvanaのカート・コバーンのファッションがお手本とされています

ジャックパーセル

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カートコバーン ファッション

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カートコバーン ジャックパーセル3

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このように着古して擦り切れたネルシャツや、カーディガン(モヘアの物が多め)を着用したり穴が開いたジーンズ、スニーカーが好んで着用されます。その他にも、ワークブーツやコーデュロイジャッケト、ショーツ、Tシャツの裏返しての着用、重ね着などの特徴があります。もともとグランジー(grungy:汚い)という俗語が語源で、アメリカのファッション誌が命名しました。


もともとグランジロック自体はアンダーグラウンドなジャンルだったので、グランジに関連するバンドをしていたメンバーはお金がありませんでした。お金がない中で、古着を中心にやりくりして着用していたスタイルとなります。

そこからNirvanaがメジャーデビューして、爆発的な人気を得ます。それに追われるようにグランジロックに火が付き、グランジロックはアンダーグラウンドからメインストリームに持ち上げられました。

グランジロックバンドが世に沢山出ていく中で、彼らのファンはバンドのファッションスタイルを真似し始めました。

またグランジロック勢だけでなく、火付け役としてケイト・モスがいます。彼女はモデルで当時からそこそこ人気はあったのですが、当時ペリーエリスのデザイナーをしていたマークジェイコブスがグランジファッションの要素を取り入れたコレクションを発表、コレクション内でチェックのスカートにコンバットブーツという姿で現れたケイトがグランジファッションの申し子的扱いを受けさらに人気を獲得しました。(ちなみにこのコレクションの評価は高かったのですが、ペリーエリスのファンからは大不評で、後にマークはデザイナーを解雇されるという・・・。)

 

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当時はジョニーデップと交際していたのですが、彼らカップルはグランジスタイルを推進させ、ヴィンテージのレザージャケットとTシャツのみなのにかっこいいという二人に世間は恍惚しました。

ケイト・モス

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また、近年でもグランジファッションが再興。サンローランを始め、多くのブランドがグランジの要素を取り入れたコレクションを発表しています。

イヴ・サンローラン2016SS コレクション Gallery93

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グランジファッションの先駆け的なブランドとしては、マルタン・マルジェラがあります。80年代後半にマルジェラは、コムデギャルソンやヨウジヤマモトの影響を受け発表した古着を素材にして再構築した「シャビールック」と呼ばれるほつれたり、色あせた貧困者風のスタイルでファッション業界に衝撃を与えました。グランジ勢がマルジェラの打ち出すスタイルに影響を受けたかはわかりませんが、このスタイルは70年代のパンクファッションの反体制なスタイルとにていますね

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ただし、ブランドが発表するグランジファッションに否定的な声もあります。当時のグランジロックのミュージシャンの言葉を取り上げましょう。

(恐らくアナ・スイというブランドの)シルクのグランジ風シャツに400ドルも金出してるヤツらがいるっていうから、もうジョークにしかなんないよ。
ま、バカを見るのはそいつら自身だ。
Kマートに行けば10ドルかそこらで売っているよ
(Pearl Jam / エディ・ヴェダー)

 

グランジなんて結局メディアのでっち上げだったんだ。
あげくに、パリのファッション界から400ドルもするネルシャツが現れるに至った。
なんじゃそりゃーと思ったね。
あんな馬鹿げたものは見たことがなかった。
俺たちが何年もの間、短パンをはいて、きったねえ服で演奏してたのは、それしか持ってなかったからなのにさ。

 

LAで初めてプレイしたときは、プレスに「格好がまるで浮浪者のようだ」って書かれた。
2年後、みんなに真似された。
それも金をかけてそういうものを買って着てるっていうじゃないか。
あんなものがファッションになるなんて異常だよ。
(Alice In Chains / ショーン・キニー ロッキングオン1997年1月号から引用)

確かにその通りかもしれません。マルジェラは先駆けであるので上記の言葉は当てはまらないかもしれませんが。

また、話は変わりますが日本でのグランジファッションというとカート・コバーンがしていたスタイルばかりを取り上げており、コーデュロイジャケットやショーツ、ワークブーツはグランジファッションとして取り入れられていないのが実情です。まあNirvanaは知っていても、Pearl Jamは知らないっていう日本人は多いでしょう。ほんとにミーハー気質ですね日本人。

1991/92 crush ... and still going strong!
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筆者としてはグランジロックもファッションも好きですが。ファッションばかりが先行していて本質が見えなくなっている感はありますがね。。

ではでは

 

 

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