アパレルは儲からない?ファッション経済学から新業態を考える

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私用でしばらく更新できずに申し訳ありません。地震等で服の作成が遅れたり、その対応に時間を取られていました。今回から心を入れ替えて更新していきますのでよろしくお願いします。

さて今回はアパレルの経済事情がどうなっているか見ていきましょう。

服の原価について


今からブランドを立ち上げようと志しているものがこんな事いうのもなんですが、アパレルは儲かりません。

それはなぜか服の原価から見ていきましょう。
メーカーや服の種類によって、原価は変わってきますが、一般的にいうと販売価格の3割が製造原価となっています。そこから、メーカーがセレクトショップなど卸先に卸す値段が3割、卸先がそこに自分達の利益として乗せる値段が4割です。つまり

製造原価 30%+メーカー利益 30%+卸先店舗利益 40%=販売価格 100%

となっているわけです。例えば、販売価格が10000円とすると

製造原価 3000円+メーカー利益 3000円+卸先店舗利益 4000円=販売価格 10000

となります。結構利益でてるんじゃないの?と思う方もいらっしゃると思うかもしれませんが、実際原価が3割ではビジネスモデルとして破綻しています。

よく考えてみましょう。作った商品が全部売れるならいいです。ただし実際はそんなことありません。周りのお店を見渡してみましょう。セールで3割引きでの販売なんて普通にありませんか?3割ならまだしも、5~7割引きなんて商品はありませんか?そんな商品利益なんて出ません。

卸先は売上の4割が自分の利益となり、そこから社員の給料や家賃、光熱費を支払います。
メーカーも売上や取引の3割が利益となるわけで諸経費がそこから引かれ残ったお金が純利益となるのです。

 

ゆえにアパレル業界の純利益率なんて一桁代が当たり前です。大体平均は3%くらいじゃないでしょうか?5%越えたら優良企業と呼ばれるくらいですからね。1億売上があっても300万くらいしか会社に残らないのです。ダメダメです。

卸はもういらない!!

個人的には卸販売という形態は終わっていると思います。これ以上悪くなることはあっても良くなることはないでしょう。アパレル業界は内容的にもビジネスモデルでも完全に転換期に入っているでしょう。

生産から販売までを全て行っているSPAと呼ばれる業態のユニクロは卸を行っているわけではないので、その分利益を確保していますが、原価は40~50%と比較的に高めです。そこから、多くの諸経費を引く訳ですが純利益率も10%はあるようです。ただ、SPA自体は多くの資産が必要なので現実的にSPAで始めるのは難しいです。

では多くのメーカーはどうしていけばいいのでしょう?卸先に酷な事でしょうが、メーカーが卸すのをやめて、自分達で販売すればいいのです。


現在はネットが発達しており、誰もが世界に向けて情報の発信や、物の販売を行うことができるのです。メーカーは自分達で販売を行うことによるメリットを見ていきましょう。

①販売価格を抑えられる
メーカーは卸先に商品を卸す事で販売を委託しているわけですが、商品の販売委託で4割価格が高くなっているのです。そこでメーカー自身が販売することで、卸されている商品よりも4割引きも安い状態販売ができるわけです。

まあ諸経費を考えると4割は難しいのですが、2~3割安く提供できることは間違いありません。

②利益率の向上
上記と同じ内容ですが、その分利益率は高くなります。販売価格を今までと変えないとすると、70%の利益率となるのです。

 

 

もちろんデメリットもあります。ネットでの販売の為、着用感がわからないの点と知名度がないブランドの服をどうやって売っていくかという点ですね(まあこのmodaddictionも皆さんに知ってもらいたい情報を発信したいと同時にブランドのファンを増やしたいので始めているのです)

このデメリットさえクリアできるのであれば、どのメーカーでも直接販売した方が自分達にとっても消費者にとってもお得なのです。

私もネットで商品販売をする予定です。アパレル関係者が見ているかはわかりませんが、ぜひ参考にしてもらいたいですね。では

 

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